バラの育て方

花がら処理とシュート処理

花がら処理とは、終わりかけている花を早めに切ってしまうことです。四季咲き種のバラは、花がら処理をすることで新しい枝の成長を早めるので、次の花が早く咲くことになります。残しておくと病気の原因にもなりますので花がら処理は行った方がいいと思います。

 

5枚葉を1,2枚残して株の外側を向いている芽の5ミリ上を切ります。ここから新しい枝が伸び始め、次の蕾をつけることになります。あまり下の方で切ると、芽が伸びるのに多少時間がかかるようです。

 

一季咲き種の場合は花首だけを切り落として下さい。また、散った花びらをそのままにしておくと害虫のすみかになってしまいますので、まめに掃除をしましょう。

 

シュートとは株元から伸びてくる太くて元気のある枝のことで、次の年に主枝となる大事な枝です。そのままにしておくと、先から小枝が出てきて小さな花を咲かせるだけになってしまいます。

 

シュートを成長させるためには、その先を摘み取ることです。四季咲き種のバラは30~40cm伸びてきたら、その先を5cmほど摘み取って下さい。一季咲き種のバラの場合はそのまま伸ばしておいて、7,8月に枝を整理する時に剪定して株の形を整えて下さい。もし台木から芽がでてきた時は、根元から取り除いて下さい。そのままにしておくと栄養を取られてしまいます。

 


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