バラの育て方

剪定の仕方

 

冬剪定は2月頃に古い枝や不要な枝を取り除いて、新しい枝に良い花を咲かせるために行ないます。また、春に花の咲く場所をコントロールする意味もあります。

 

バラは一番高い位置にある芽から新しい枝を伸ばしていき、そこから花を咲かせますので、それを予測することで好みの場所に花をつけさせることが出来るのです。最初に、残っている葉をすべて取り除きます。かれた枝や短い枝、細い枝や茶色くなった古い枝を根元から切り取ってしまいます。交錯している枝や株の内側へ向かって伸びている枝も切り取ります。

 

これらの余計な枝を切り取ってから、春の花を想定した剪定を行います。基本的には全体の2分の2から3分の2ほどの枝を残します。株の外側を向いている芽を選んで、5ミリ上で切ります。2分の1まで切り取る強剪定を行なうと花の数は減りますが、その分大きな花を咲かせることが出来ます。

 

3分の2まで残す中剪定を行なうと花は少し小さくなりますが、そのかわりたくさんの花が咲きます。これらの性格をふまえて、自分で選択して剪定をおこなって下さい。夏剪定は8月下旬から9月の上旬に、秋の花を揃えて咲かせるために行なわれます。

 

バラの種類によって多少の違いはありますが、剪定をしてから約50日で花が咲きますので、花を見たい時期をコントロールすることができます。冬剪定よりは、軽めに枝を落としていきます。

 


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